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2014年2月10日月曜日

孤独な散歩者の夢想?

 


日曜日の朝

2日続いた雪の寒い日が終わり、今日は久しぶりの天気。


公園の桜もつぼみがふくらみ始めている。

寝坊してしまい、定時の7時から約1時間遅れで
隣の母親のマンションに朝食をとりに行く。

朝食といっても、私はコーヒ-3杯と少々のおかき、リンゴ1/4 だけ。
あとは、糖尿病と高血圧の薬 7種類をのむ。

母親は、インスタントコーヒーと
ピーナッツバターのついたロールパンまたはスナックパンと
ハム少々(最近は食が細り食べなくなった)。
そして薬。

10日ぶりに25分かけて、部屋を掃除。
老人1人だと、余り汚れない。
ほこりとか糸くず、取りこぼした小さな透明な球体である薬、それ位だ。

掃除機で床を掃除するだけだが、テーブルやソファーの下をのぞき、
母親の作業部屋の椅子を動かしたりするので、結構な運動になる。

母親は、耳が遠いので大きな声を出さないと会話が通じない。
この大声を出す習慣は運動にもなり、
現役のときは、マイクを持たず大きな声で講義ができたのでむしろ役に立った。

自宅でもつい大声をだしてしまい、
ワイフに「そんなに大きな声を出さなくっても聞こえるわよ」
と顰蹙を買う。



2~3日前から背中が痛くて歩くのが難儀ということで、買い物を頼まれる。
歩けなくなると困るので、常日頃買い物は自分でしてもらっている。

年をとると、体の痛みが精神状態と直結する のがよくわかる。



朝食後自宅にもどり、趣味の数学研究 を始める。
以前考えていた、Folk Theorem の証明がまだ完全にはできていない。
昼まで、再度参考文献の勉強を行う。

できたとしても、大したことなく無為の努力でしかない 
といういつものフレーズが頭に響きわたるが、怠けものの言い訳 だとして無視。



今日、ワイフは義父のお墓参りで、私は夕方まで独り


石屋川散歩コース

母親は、ひとり暮らしになってからも質素な生活を営んでおり、
それは今も続いている。
高級食材の店で買い物をすることはない。


午後1時ごろから、買い物に出発。
JR六甲道にある、ダイエー六甲店で買い物リストにあった、
スナックパン、みかん、鶏肉もも1枚を買う。
全部で1000円以内。

買い物を愛用のリュックにつめ、退職者の特権である
自由気ままな 時間を気にしない散歩。

こころは、「孤独な散歩者の夢想」。

これから紹介するのは、私のお気に入りの散歩コース。

JR六甲道から、海側に下っていくと阪神新在家につく。
駅の高架を抜けると スーパー MARUNAKA がある。 


必ずここに入り、鮮魚コーナーをみる。
買うことは、めったにない。
魚をみるのが目的。
 

 


さらに、国道2号線をつっきると 六甲サザーンモールがある。
その1階の熱帯魚屋さんも必ず覗く。


見ていて飽きない。
淡水魚もおいてあり、魚の種類の多いのが嬉しい。


余裕のある時は、同じモール街にあるスシローで回転ずしを食べる。

余裕のないときは、大体そうだが、MARUNAKA でお弁当とビール1缶を買う。

モール街を抜けてさらに南下すると、灘浜ガーデンバーデンにでる。
プールや人工炭酸泉などのお風呂を備えた健康温浴施設だ。
1度入ったことがある。




ここから2号線沿いに西に向かい、
ス-パーの LAMU と ホームセンターの コーナンPRO をへて、

 


新在家運河につく。



ここは、神戸製鋼所が灘浜に工場を建設する際に埋め立てを計画し、
水質保全を考慮して、陸から少し離して埋め立てを行い、運河を作ったものだ。
昭和39年に完成。 その距離は約1.6キロメートルにおよぶ。
周辺は整備され、流れる水は透明とまではいかないが随分きれいになった。

そこから少しあるくと、灘浜サイエンススクエアーにつく。
 
 


神戸製鋼のテーマミュージアムで、「製鉄・発電・エネルギー・環境」 を
遊びながら科学や技術のおもしろさ、不思議さを体感する場所だ。
私も2度ほど、入場したことがある。

その隣接する公園が目標の場所だ。



このベンチに座り、ビールを飲みお弁当を食べるのだ。

そして、海を見ながら およそ無意味な考えに耽ったり、
ときには数学を考えたりするのだ。


 
帰りのコースは都賀川の河口から、河川敷を 六甲山に向かって登っていく。     
水の流れは早く、そして澄んでいる。 川には鴨がうかんでいる。
河口の芦原を焼いたときの、消防ポンプ車が目の前を横切っていく。
 
 

川沿いにずっと登っていくと、六甲川と合流し、さらに登っていくと六甲ケーブル下にいたる。

自宅は、その手前にあり 約3時間の 孤独な夢想者の散歩 は終わる。


じつは、こちらのほうが気持ち的にはピッタリしてる。





 


 
 

 

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