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2014年4月23日水曜日

ツレうつ雑感

ツレがうつになりまして。 という漫画がある。 続編もでている。 
先日 古本市場に行ったとき、1冊100円で売っていたので、続編も一緒に買ってきた。
作者 細川 貂々(ほそかわてんてん)


同病相哀れむというやつで、面白く読んだ。文庫版の後書きを見ると
平成21年4月30日 初版発行 
平成23年1月25日 11版発行
となっているので、相当よく売れたらしい。 映画にもなっている。 



今を時めく、堺雅人が主演していました。それと「テンさん」は 篤姫 の宮崎あおい です。 

夫婦愛のエッセイ漫画と思える。 うつ病で社会生活から落ちこぼれた「ツレ」を作者の
「テンさん」があれやこれやと気を使いながら支えるという話です。

最初のさわりを見ていきます。 左から右によんでください。 各ページは縦がき左読みです。
ややこしくて申し訳ない。

 
これから本編が始まります。 「ツレ」さんの情けない様子が面白いです。
 
うつ病治療史上に残る名作」と解説で書いてあるが、本当だろうか。
治療には、何の関係もない、ただの娯楽本と思える。
 
続編のさわりはこちらです。
 

という訳で続編では、「ツレ」が立ち直っていく様子が描かれています。
そして遂には「ツレ」は、ハイパー専業主婦かつ会社経営者になってしまうのである。

彼は、その人生観を良い方に変えて立ち直っていくのだった。 


そして漫画はめでたし、めでたしで終わる。 

うーん。そんなにうまく治るかな? というのが感想です。

うつ病はそんな風に完治して終わりという訳にはいかんだろうと思う。
感情の障害なので、人生観の如何に拘わらずまた必ず来ます。 経験から言うとそうなります。
波があって一生続きます。 これは、確実です。 北杜夫  もそうですものね。

マンガではうつ病の症状をかなり詳しく説明してあります。 私もうつ病歴は、45年位と長いので
よくわかります。 大体似た症状が起こります。 自分を否定的にとらえ、死んでしまいたいと思うのは全く同じです。 今でも思っております。 しかし私は、「ツレ」さんのように不眠症になったり
外出恐怖症にはなりませんでした。 その代り過眠症とパニック障害を起こしました。 
今も寝過ぎて、頭がパプーリン(古すぎ)になっています。 しかし、身体は楽ちんです。 

 
人により現われ方は違うので、このマンガを読んだからと言ってうつ病対策に大して役に立つとは
思わないですね。 経験から言うと、無理に頑張らず気分が上向くのを待つしかありません。
私の場合は、天候にかなり影響されます。雨の日とか、気圧の変動が激しい日はだめ。
憂鬱になって、何より頭が働きません。何一つまともな考え事ができなくなる。 
これは、結構つらい。 このところ天候が良いので、症状は和らいでいます。 

それと、半年ぶりにプーたろうからアルバイターに昇格したのが好影響を与えている。 
 プチ再就職
このブログを書くのも気分転換になっている。 

非常勤の講義原稿をこのブログにアップするのが、面白くてせっせとやっている。
Tex ならすぐにできるのですが、積分などの数学記号や上付き下付きの記号を何とか調達して
書き込むのが時間はかかるが面白いのです。 講義の予習にもなるしね。 
講義担当部分は6月末までには全部アップする予定です。 
受講学生さんで、このブログを見ている人は、たまに見てください。 
例は原則教科書以外から選んでいます。 ところで、昨日予習していて、計算間違いに気付いたので修正しておきます。 すまん。 微分方程式講義 II 

初回の講義は、学生諸君が熱心に聞いてくれたのでとても嬉しかった。 
彼らを見ていると、若いころを思い出して 勉強がんばれよ と励ましたくなる。 
日本の将来は、君たち未来のエンジニアにかかっている!  
若くてエネルギーに満ちているというのは、それだけで価値がある。 自己否定しないように。  

そんな彼らに触れるだけで良かった。 と退職ジジイは、感じるのであった。











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