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2015年11月15日日曜日

神戸ビエンナーレ2015 VII

神戸ビエンナーレ2015の7回目は、横尾忠則現代美術館。この美術館は、すでに2度程紹介している。 横尾忠則現代美術館  横尾忠則美術館 大涅槃展

今回は、「続・Y字路」 展であった。

Y+T MOCA     Yokoo Tadanori Museum Of Contemporary Art の略です。

 
 
 
美術館入り口のライティング
 
 
庭に置かれている展示ポスター
 
 
今月の23日には、終了してしまいます。紹介が遅くなり申し訳ない。

大作揃いで、見どころがありました。特に横尾忠則のファンでない方にもお勧めです。
お見逃しのないように。

[会期]
2015年8月8日(土)〜11月23日(月・祝)
開館時間:10:00−18:00(金・土曜日は−20:00)入館は閉館の30分前まで
休館日 :月曜日 ただし9月21日(月・祝)、10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館、
9月24日(木)、10月13日(火)は休館


[観覧料]
一般700(560)円
大学生550(440)円
高校生・65歳以上350(280)円
中学生以下無料

65歳以上なので、350円で入館した。安いですね。コーヒー1杯分の値段です。

 コンセプト

 2000年以降の横尾忠則の絵画作品を代表する「Y字路」は、横尾が故郷の兵庫県西脇市を訪れた際に撮影した一枚の写真に端を発します。
少年時代に通った模型店が無くなったことを知り、横尾はその跡地をカメラに収めますが、現像された写真の中にその懐かしい風景はありませんでした。

夜の闇の中、フラッシュに浮かび上がる建物、その手前で二叉に分かれる道 ― 郷愁から切り離された、見知らぬ夜の風景が、横尾の制作姿勢を大きく変えることになります。横尾は、その写真を忠実にキャンバスに写し取り、一切の「私」的な要素を排除した普遍的な絵画を試みました。

 この作品に特徴的な、2つの消失点をもつ左右対称の構図は、以後「Y字路」シリーズとして定着します。また、「Y字路」は、その主題のニュートラルな性質ゆえ、横尾の膨大なイメージの受け皿となり、過去の多様な様式と融合し、横尾芸術の実験場と化していくのです。

本展では2006年以降の「Y字路」作品を中心に、約70点を展示いたします。温泉地を巡って ゆかりのモチーフを詰め込んだ「温泉」シリーズ、全国各地の美術館での公開制作、絵画的実験「黒いY字路」など、意欲的な挑戦の軌跡である「Y字路」作品が一堂に会する貴重な機会となります。

パンフ

 
裏面
 
 
1階のオープンスタジオには、、「続・Y字路」 展の新聞紹介記事が沢山展示されていた。


モニターには、横尾忠則画伯の作品公開製作時のビデオが流されている。


展示室は、A(2階)とB(3階)の2か所に分けられている。
 
写真撮影は禁止されているが、各階の小部屋には撮影(フラシュなし)のできる小部屋が設けられている。オリジナルの作品でなく写真なので、問題はない。 

2階の小部屋で展示されている作品
 
東京家族  明るいタッチのY字路作品。 
 
 

壁の全面にびっしりと張られている、東京Y字路の写真。 


展示室Aの出品目録


Y字路の作品だけでなく、怪人二十面相とか温泉シリーズの作品もある。横尾独特のコラージュ風のカラフルな作品が多い。

関連画像をアップする。全て公開されている画像です。著作権には違反しない。


 

ぼくの作品の中には様々な謎が隠されています。じっくり見て頂ければ、そのナゾはしだいに姿を現すはずです。
 
怪人二十面相道後に現る
 
数学者のガロアがいる!
 
 
 



展示室Bの出品目録


3階の小部屋の作品  









展示室Bは、照明が落されている。そして、黒いY字路のシリーズが、ずらりと並んている。全19作。 大体は約1mX1.5mの大きさで、絵のすぐ前に立つと迫力がある。圧巻です。


 
如何に生きるか 
 
It’s not what to paint    It’s not how to paint   It’s how to live



 美術館での公開制作のコマ落としビデオが放映されている。作画のやり方が解って、なかなか興味深い。気付いてみれば当たり前だが、黒のシリーズは黒塗りのキャンバス上に写真を張って、それを見乍ら描きこんでいくわけだ。

Y字路の作品は、以前にも何枚か見たことはあったが、これだけ一挙に展示されるとさすがに壮観でした。

 4階は、アーカイブルームになっている。

横尾忠則のもとに保管されていた創作の秘密に迫るさまざまな資料を受け入れ、段階的に整理・公開しています。
デザイン原稿、蔵書からLPレコードに至るまで、内容は多岐にわたります。その幅広い交友関係を反映した資料の数々は、横尾芸術のみならず、戦後文化史を研究するうえでもまさに第一級のものです。
 
 

 
 
アーカイブルーム アーカイブルーム
 
その入り口のデコレーション  「見る見る速い」 ですね。
 

資料室ですが、この部屋からの眺めがまた良いのです。



 
これでおしまい。 

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