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2017年4月24日月曜日

エジプト旅行記 XXXIV

また間隔が空いたがエジプト旅行記のつづきである。

ダフシュールの2つのピラミッドを見おえてから、バスはメンフィスに向かった。

川沿いの道路を走る。川向かいには棗ヤシの畑が広がっている。


その途中鉄道の走っている場所を通過した。


その後しばらく走ってメンフィスの町に入る。


メンフィスの街並み    シャッターが閉まっているがガソリンを販売している店のようです。右隣はパン屋さんです。


野菜の露天商のおばさん  ここでも道の周りにゴミが散らばってますね。


埋立地

そして目的地であるメンフィス野外博物館に着いた。

現在のメンフィスは上の写真で見たように、小さな田舎町と言う感じだが、かっては栄華を誇ったエジプトの首都であった。

Wikipediaの簡単な解説とガイドブックの記事を引用しよう。

メンフィス

カイロ市の南方27kmのナイル川西岸にある。古代遺跡が残されており、多くの観光客を集める。1979年、「メンフィスとその墓地遺跡-ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯」として世界遺産(文化遺産)に登録された。

BC3100年から3000年ころにメネス王によりエジプト統一王朝が成立したのち首都が置かれたのがここメンフィスである。この地域が上エジプト下エジプトの境界だったとされる。

博物館入り口


入り口にある建物前に置かれているファラオの石像  ラムセス2世かどうかは定かでない。


こちらはラムセス2世に間違いない。


ラムセス2世の横たわった巨大石像を安置している建物。 後でその巨像を紹介する。


野外博物館の様子。 このように貴重な遺跡群が無造作に露天に並べられている。


カルトゥーシュの刻まれた石柱


この博物館の売り物の1つであるアラバスター(雪花石膏)製のスフィンクス。 頭部はほぼ完全な姿で残っている。 付け髭が取れていない!

右側からの姿


左側



正面からの姿



メンフィスのスフィンクス とある。 紀元前1200年ころに造られた。



ラムセス2世の立像

この立像では左足を前に出している。ガイドブックによるとこれは「生きている」ポーズで、足を揃えていると反対に「死んでいる」ポーズになるそうである。

石棺   石棺表面にはこのように全面象形文字が刻まれている。


翼を広げたイシス神が彫刻されている。


石柱の台
上蓋の外された石棺


博物館の中にも土産物屋が並んでいる。


その他の野外展示物


スフィンクスの前で定番のポーズをとるファミリーの面々。爺さんだけが個人情報から除外されている。


最後に建物の中に横たわるラムセス2世の巨像をたっぷり紹介する。2階部分からの拝観である。

かってプタハ神の神殿の前に建てられた2体の内に1体とされる。

ご覧の様にかなりデカい。監視のおじさんと比べてみればわかるであろう。体長14mであったが現在は9mである。 残念なことに両足首は失われている。


横顔

頭部  肩に王のカルトゥーシュが刻まれている。


冠のコブラの飾りや付け髭の紐も彫刻されている。 妙に乳首がリアルですな。


頭部から見た全体像


土台部分も見て下さい。


1階に下りる。ここからは巨像は仰ぎみる。



さすがに頭部の下方部分は崩れている。


充分にラムセス2世の巨像を堪能した頂けたと思う。

1階部分には、このような小さな石像も展示されていた。おまけ画像です。

頭部の無い子供の像  ラムセス2世の子供か?



ラムセス2世の赤御影石像  頭部が削れてしまっている。

これでおしまい。


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