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2017年6月30日金曜日

神戸垂水区 舞子延命地蔵

今回は舞子六神社を参拝した帰りに出会った、大きなお地蔵さんの記事です。国道2号線と山陽電車の路線に挟まれた歩道脇に鎮座している。

この地図 ↓ の場所である。

〒655-0046 兵庫県神戸市垂水区舞子台5丁目1 舞子延命地蔵の地図

舞子延命地蔵の標識  境内のようになっていて石柵で囲われている。


このお地蔵さまで、台座から測ると4mになる大きな御影石造りの石仏である。


舞子延命地蔵  全体のお姿

摂州灘石屋村 石工 文左衛門 作 

江戸末期、漁船安全と悪病不入のため村人が作ったといわれている。地元では「たたき地蔵」と呼ばれ、木槌で台座をたたきながら祈れば願いが叶うとされる。

木槌が沢山奉納されている。但し、実際にこの延命地蔵をたたいて貰っては困るとのことです。


由緒を調べてみると次のように記されてあった。垂水おもちゃ箱 より引用。

文政8年(1825年)、山田村(現在の舞子)の庄屋中津源左衛門らが船の往来安全と村の安泰を願って、灘の石工長谷文左衛門に造らせたものらしい。
伝説として、昔高知の桂浜を航海中、網にかかったお地蔵さんが船倉に転がり込み、あまりに重いのでどうすることもできず、荷物と一緒に山田の浦(舞子の浜)まで航海して荷揚げと一緒にあげた、そのため桂浜の方に向けて祀った。それで「南向け地蔵」と呼ばれたとある。

延命地蔵尊の左横には、小さなお地蔵さまが並んで祀られている。いつのまにか持ち寄ってきて集められたものとか。

小地蔵たちの横には、供養塔宝篋印塔が並んでいる。



境内の左端に、雨にも風にも負けないRC製の社殿を持つ、稲荷社三宝荒神が祀られている。

白高稲荷大神   社には稲荷鳥居とお狐様が祀られている。

三宝荒神  荒神様は拝殿の中でお休み中であった。

鉄道犠牲者の供養塔(昭和34年) 絶えずお花が供えられているようです。


これでおしまい。

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