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2017年12月30日土曜日

神戸東灘区 大日女尊神社

随分間隔が開いてしまったが神戸の神社シリーズで今回は東灘区大日女尊神社の紹介である。阪急電車岡本駅を下車して、北側の高架沿いに三宮方面へ歩いて15分位の所にある。高架沿いにあるので比較的容易に見つけられる。

神社のある地域は西岡本である。以前は野寄村本山村野寄などと呼ばれたところで、今でも地元の方々はこの地域のことを野寄と呼んでいる。その住宅地の中にある神社である。さらに西さらに方向に行くと住吉川が流れている。

高架に相対するように石段の上に立つ石鳥居


社額  黒地に金文字で大日女尊神社とある。



Wikipediaには記載はないが、いつもお世話になる

神戸の空の下で。~街角の歴史発見~

から適宜解説を引用する。

大日女尊神社 (おおひるめのみことじんじゃ)

ご祭神:  大日女尊おおひるめのみこと)

天照大神の別名である。

配祀神として

素盞嗚命 (すさのおのみこと)
大山祇神 (おおやまつみのかみ)
若年神  (わかとしのかみ)
金山彦神 (かなやまひこにかみ)

                  
が祀られている。各神の画像は省略する。

由緒:

元禄5年(1692)の『寺社帳』によると、此の村(野寄村本山村野寄・現在西岡本、一部田中町甲南町)に神社はなく、藁葺弐間四方の「大日堂」があり、敷地35間半2尺3寸に21間、それに16間に4間の馬場があった。

本尊は「大如女来」で、住吉神宮寺の僧(真言宗)が大般若経を転読したと伝えられている。

明治元年(1868)、神仏分離令が布告せられたので、村に神社をと相談し、本尊は村内の寺院にあずけ、お堂をそのまま社殿とし、旧家の宝刀を御神体に献じ、「大日女尊神社」として「天照大神」を奉祀した。


現在の社殿は昭和38年(1963)、念願かなって再建されたものである。


境内はそれほど広くはないが、綺麗に整えられた静かな佇まいの中にある。

それでは境内の参拝を始めよう。

社務所  高架の阪急電車が丁度通過する時刻であった。




手水舎

由緒舎  足元に蛙の石像が二基置かれている。夫婦蛙かね。


拝殿前 狛犬二基


拝殿



神額


拝殿側面



本殿屋根



住吉川には、その急流を利用して古くから油絞り精米などのための水車が立ち並んでいた。全盛期にはその数は80にも達し、そこに設置された臼の数は10,000、従業員も1,000人を越えたそうである。

その水車業者の厚い信仰を集めていたのが水神宮である。元禄時代には境内に水神宮のおがあったそうだが、残念ながら社殿朽廃。現在はその跡に水神宮石碑が建てられている。

水神宮石碑

石灯籠


境内には大石が置かれている。 由緒については不明。


渡し鳥居

御影だんじり祭りに劣らず東灘地区だんじりも勇猛果敢である。
 御影だんじり祭り

その1つである野寄のだんじりがこの車庫に保管されている。


東灘区本山だんじりパレードでのスナップです。



昨年度の野寄だんじりはこの動画でどうぞ。


野寄区地車(だんじり) ④ 2016/5/5

これでおしまい。

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